[]速読体験についての記録その一。 このエントリーを含むブックマーク

ここ最近、速読教室なるものに通ってました。あの、よく雑誌なんかに出てそうな『単行本がわずか**分で読める!』というやつ。通販ではなくて英会話教室みたいに自分から通っていくタイプのものです。

で。

速読に関する情報も少ないと思うし、コストも時間もそれなりにかけたのでちょっと記録に残すことにしました。通った教室は”速読池袋新宿飯田橋で検索すると出てくる”ところです。理由は場所と1時間あたりの料金(¥1600だったらそこそこでしょ?)すなわち、十万円払って、六十時間強かけてます。

何ヶ月か通って卒業した結果、読むスピードは11、2倍になりました(720字/分→8000〜9000字/分)。
ただ、この数字は瞬間最大風速みたいなもので、それなりに条件や説明がつきます。

それらについては以後、続編で。

[]速読体験についての記録その二。 このエントリーを含むブックマーク

速読についての記録、第二回です。
まず、感想と結論いきます。

・授業料10万円で65時間。そんで、5、6万の価値はあったんじゃないかな、と思ってます。これは感想。

・読むスピードは入門前が約720/分(文庫本1頁に隙間なく文字を埋めたとして800字前後なので、実際には分速1.2ページぐらいの値です。これは前にどこかで書いたのとほぼ一致する値でした。一日一時間の読書として、月に六冊程度ということで納得のいく数字です。)これが終了間際では大体8000〜9000字/分という速さにアップしました。もちろん本や体調によるムラもあるので、4000字の時から10000字を上回るときもあります。軽く10倍を超える計算になりますが、この数字には説明をつけなくてはいけません。

・自分は生徒としては良くも悪くもなかった方だと思うので、この数字は標準の範囲だと思います。(結局は家で努力してくださーい)というのは好みではないので、ほぼ教室でしか取り組んでいませんでしたが隙間なく週に2、3回は通っていました。

・で、実地の体感だと未知の小説では1.5〜3倍、評論系だともう少し下のスピードになっていると思います。ん?上の数字と違うぞ!

これからのエントリは二つ目と四つ目の項目の説明となるんですが、一通り終了したあとの個人的な感想としてはですね、まあなんというか、自分が思う値段でモノが買えないことも多いので(とくにこういう実体のないものは、ねえ)これはこれで妥当な値段だったんじゃないかとも思っています。
あと、訓練の内容を一言であらわすと走りこみ

[] 動機このエントリーを含むブックマーク

追記。動機についてちょっと書くよ。

・情報処理能力をもうちょい上げたいと思った。好きな事とそうでもないことと興味はあるけど好きではないことも色々やんなきゃいけなくなってきたしね!

・ネットと情報についてちょっと思うところがあって(それはさておき、って一生書かないパターン)まー、とにかく文字情報としてのwebってのは肥大し続ける一方だし、2chみたいな1000の項目の中に欲しい情報0.1%、なんてザラで困ったものだよ!

・通販より通いの強制力に期待。

・ちょっと詐欺まがいだったとしても、文字を速く追えるってのはどんな局面でも役立ちそうだしね。基礎トレやって困ったりはせんだろ、という気分で

道楽

あははは。

以後、続きます

[]速読体験についての記録その三。 このエントリーを含むブックマーク

ああ、忘れてた。速読の体験記書いてるんだった。草稿はあったのにほったらかしになってた。終わらせます。

速読についての記録の第三弾。今回はレッスンについて。
私が通っていた教室ではレッスンは1時間刻みで設定されていて、予約なしで希望するコマ数だけ受講することができました。講師は1教室に1人で、各生徒の状態に合わせて課題を渡し、進行を監督します。

レッスン内容は主に

1-
 1.眼球の運動訓練(視点移動、視野拡大、焦点合わせ)
 2.本を1ページ1秒程のペースでめくって、目に焼きついただけの単語を書く(30-200単語)
 3.本一冊を理解力限界の速さで読む。その後に粗筋を約1000字にまとめて提出する。(これで1冊読了の扱い)
 4.三秒だけ絵を見る×10、その後にその絵を再現する

と言ったメニュー、特に1-1〜3を重点的に繰り返します。つまり、生徒はひっきりなしに眼球運動を続けることになります。。いわば眼球筋トレ!!((自分も開始間もなくは眼球疲労でぐったりすることがしばしばでした))眼球運動に併せて文字認識力と短期記憶力を鍛えるべく1-2や1-4の訓練もします。

そして、1レッスンにつき最低1回は1-3を行います。ただ、提出といっても内容をチェックしてくれるのは始めの23回だけだったんですけど(笑)。そこは自己責任ということしょうか。
使用する本は進行具合に併せて、小学1年の課題図書から若草物語などの世界名作シリーズ吉川英治文庫坂口安吾なんてのも選択できるようになっていました。冒頭の読書速度というのはこの1-3の段階で計測したものです。。

・・・

[]レッスンについて このエントリーを含むブックマーク

上記のようにメニューをリストにしてみると、その内容はかなり動的なもので、地道に理に適っているものだということが理解してもらえると思います。
速く走りたいなら走りこめ!というのと同じで、ステップ練習や腿上げ等の”型”(1-1、1-4)、短距離ダッシュ(1-2)、自己ベストを目指す走りこみ(1-3)の繰り返し。講師は時計をもって監視する係。というか、レッスン中に体育の時間を思い出しました。これが読書速度向上のシステム、そこに魔法存在しませんでした。わかりやすいものでしょ?これを何十時間もやれば速くなりますって。
今でも読み方そのものは変わってなくて、よく言われる「ナナメに読む」「写真のようにエリアで文字を焼き付ける」というような特殊な動作はしていません。文字を追っていく動きに無駄が減っただけです。カリキュラム終了時には、読書は運動行為だということに気付く自分がいました。

しかし、速度が何十倍にも上がる、一分間に何万字も読めるという数字については多少のトリックが入っているので、次回はここに言及したいと思います。続く。



 

[]速読体験についての記録その四。 このエントリーを含むブックマーク

速読について、第四回。

前回は速読教室のレッスン形式と、その意外と堅実なトレーニング方法について書きました。今回は*****倍アップ!という売り文句について多少の解説をしようと思います。何度か書いているように訓練の効果は確かにあるので、予備知識として見て欲しいです。

本題。

「文字を読む」行為は運動行為であり、反復運動で能力向上を図ることができます。そして、運動行為ならば、数十時間程度の特訓で超越的に能力が上昇するということも少ないと言えると思います。(むろん、その道に才能を持った人は少なからず存在するのだろうけど)ただ、条件を限定することにより測定値は大幅に変動します。自分が通っていた教室の”条件”について挙げると

2-
1.前エントリの(1-2,1-3)は同じ本を用いている。
読書速度の計測は1-3の段階で行っているので、生徒は1-2の段階で課題の本を大まかに把握している事になります。
”一冊の読了時間”なら、1-2で費やした時間を加えるのがフェアだと思います。
ただ、この読書法は場合によってはかなり有効な手段だと思います。

2.読み易い本を用いている。
レッスン最終段階で用いる本は、残り時間により文庫本、又は中学生対象の伝記本になります。文庫本吉川英治海音寺潮五郎等の歴史小説が多く、把握するのに時間のかからないものです。伝記本は言わずもがな。(もっとも、本のセレクトは速読のテクニックに集中させる為のものだと思います。)

3.提出する粗筋は1000字程度である。
1-3では理解力ぎりぎりのスピード読書をします。が、上記の本を粗筋1000字でまとめることはかなり容易く、「極めて軽く読んでいる状態」です。

4.持久力について
速読が運動行為ならば、当然持久力の問題があります。実際に1-3で”読む”時間は1時間レッスンで約10分、2時間レッスンでは約30分です。終了時間を見越した全速力疾走での読書なので、この状態を長時間維持するのは難しいです。


[]まとめ このエントリーを含むブックマーク

□まとめ。□ 
1.読書は運動行為。速読訓練は反復トレーニングである。主な内容は目の筋肉トレーニングと文字認識トレーニング。  
2.トレーニングにより読書速度は確実にアップする。ただ、(売り文句のような)超越的な飛躍は常に発揮できるものではない。当然のことながら、条件によりスピードは大きく変動する。

3.自分の結果は、普通の本読みで平均1〜3倍になった。

読書の正確性、ニーズ、持久力□
私たちは読書ニーズによってスピードや注目点を無意識コントロールしています。文字列を読む事を全て読書としてしまうことに無理があるのですが、ケースによってスピードも正確性も大きく変化します。ここでの結果は、やはり「粗筋1000字の正確さ」「概要を把握し易い&している物語」「読書時間は10から30分」といった条件での数字であり、つまり文字を追うことに全力を尽くした状態での(悪く言えば文字を追うことのみに汲々とした状態での)最大瞬間風速である事を念頭におく必要があります。

探検と50メートル疾走は別物だよ。

おそらく、何の訓練をしていない人でもこの条件を揃えて短期集中で読書速度を計測してみると、意外と好成績を出せると思います。

○じゃあ、結局、速読ってのは。
速読を文字通り最大発揮できる条件に、上記の3点「軽い」「簡単」「短時間」に加えてもう一つ「一行の幅が短い」(視野を動かす手間が減るから)というのがあって、これら全てを満たすものを探すと、「雑誌軽いな記事」なんかが一番向いているかと思います。R25とか。

数字を追う時、未読のものを楽しむ時、物語内時間を意識する時、など多少”普通”の読み方をするときは、爆発的なスピードは出ないというのが実感です。(第2回目エントリ参照;速くはなってます。自分は1〜3倍か)

繰り返しになりますが、速読自体は本物でした。読書が運動であると体感したのは発見です。そこに魔法はありませんでしたが、基礎訓練を積むことによって、始めて自転車に乗れた時のような、壁を乗り越えたことを実感する瞬間がありました。地道な訓練の積み重ねが結果になるんですね、と。
そう、あと、途中で投げ出して読み方が崩れたままになってしまうのが一番怖いことだと思いました。

ではまっとうなまとめになったところで
このへんで どっとはらい。


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