■ [レビウ]足洗い邸の住人たち。三巻 みなぎ得一 ガムコミックス
(ネタバレ)
人を選ぶごった煮妖怪ホームコメディアクションサーガ、一部で「これで終わりか?」と囁かれた第三巻です。終わってませんでした。でも、多分次で終わり。
今度は死にたがり画家、福太郎もなんだか強引に万魔学園のセンセ―として引張り出されてしまった。・・・そこにいたのは奇妙な面々たち・・・というかどっかでみたことある奴がいるぞ!お前ら全部同じクラスだったのか!パペットマペット!ってユルイ雰囲気もつかの間、背後には知る人ぞ知る「大復活祭」の足音、確実に近づく変化と義鷹の出立。
そもそも、物語開始となる福太郎の登場時から、いつか訪れる別離の予感は文句なしにあったわけでして、それら伏線が加速度的に回収・収束されていっている感じ。上池田兄弟とのやりとりなんかの日常パートと、パステル達の会話なんかの”仕掛け”パートの両方からで。このへん気にさせられざるを得ません。加速度的に。お仙たちはユルユルの日常描写が憎い。作者もお疲れの様子。立場的にマサライの命も危ない!
ちょっと目が離せません。